哲学の木

北海道・美瑛にある『哲学の木』が切られちゃったんですってね…。寂しいです

植えられてずいぶん経つから、老化が激しくて…という理由なら仕方ないかとも思いますが。

それも一因ではあるそうですが、大きな理由はマナーが悪い観光客のせい。

写真を撮りたいが為に無断で畑に立ち入って荒らしまくったり、路上駐車をしまくったり。看板を立てて注意を呼び掛けているのにまったく無視だそうで。

見かねて所有者さんが切り倒すことを決断したとか。

各地の神社さんでも、ご神木に触れようとか写真を撮ろうとかする観光客が根元を踏みまくってご神木を痛めていることに頭を悩ませているというお話を多数聞いています。

観光客が来てくれることは有難いこと。町が活性化するしね。

でもなーと思う。『郷に入っては郷に従え』だと思うの。

その国なり、その地域なりのルールってあるじゃない。

そこが気に入ってそこへ行って何かをしたいと言うのなら、そこのルールを守るというのは最低限しなきゃいけないことじゃないかしら？

「私は観光客だから知りませんでした」「お金落としてあげてるんだから、ちょっとぐらい我が儘してもいいよね」というのは大きな間違いだと思う。

迎える側も「お客さんのすることだから…」と大目に見るなんてことをしちゃいけないと思う。本当の日本を知ってもらいたいなら、好きになってもらいたいなら、しちゃいけない事をきちんと伝えていかないと。

北海道大好きぷるるんなので美瑛も何度か行ったことがあり、『哲学の木』も眺めてきただけに、今回のニュースはとてもショックでした。

もう生であの木を見ることはできないのね…

こんな悲しいニュースはこれで終わりになりますように。切に願います。